混沌とする住宅業界で、まだ見ぬチャンネルを探せ!!福岡の若手建築家の家づくり
混沌とする住宅業界において、より質の高いモノ(あえてここでは住宅という商品という意味で)を提供することから、モノを手に入れるプロセスに価値が見出され始めているのは、近年の同行から論じるまでもありません。
しかしながら、モノを入手するプロセスについても段階的な変化が見受けられ始めているように、私は感じます。
例えば、ある程度「標準化されたキューブ型の住宅」を、フレキシブルにカスタマイズできることにより、住宅にオリジナリティを付加できるように思えたりしますし、また一方ではインハウスデザイナーが関わることによる「あなただけの家=オンリーワン」という耳触りのよい表現も可能となります。
しかし、これらの切り口はすでに提供サイドの着眼点としては、もはや革新的なものとはいえず、エンドユーザー(あえて市場という意味も含む)には、One of Themとしか映らない状況となっていると断言してよいでしょう。ただ、ここでよくよく注力したいのは、前者(キューブ)に関しては、合意形成の主体がある程度クライアントサイドにあるのに対し、後者(オンリーワン)はクライアント・設計者・施工者・土地といった家づくりのプロジェクト全体を構成するファクターの組合せがオリジナルである(すなはち、状況の差異が出来上がるもののオリジナリティに影響を及ぼすという前提に立っている)という点です。
そういう状況下で、いわゆるハウスメーカーさんも、地場の設計施工会社も、設計事務所も、オリジナリティを出すことに必死になっているように思います。
では、それぞれ何を頼りに勝負するのか?
個人的回答を先に述べると、それは「チャンネル」かなと結論付けたくなります。
「チャンネル」には、最低限の「数」と「質」が必要で、さらにいうならば「まだ見ぬ柔軟性のあるチャンネル」を持っている(繋がっている)ことが理想的です。
(非常に抽象的ですが)、やはり設計者は、システムを超越できる個人力と動向を先読みできる分析力が必要だと、痛感することが多々あります。
このままではいけない、一日24時間では到底足りない。焦りはないけれども、やりたいことは山盛りある、しかもそのほとんどが建築には直接関係のないことばかり。
とある夜話しを、気持ちが熱いうちに走り書きしてみたのでした…
G3デザインスタジオ:福岡の建築家・松本輝紀が主宰する建築設計・デザイン事務所。
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